岡山短大の件

突然教員を辞めさせられた、視覚障害をもつ准教授の嘆き

「事務職への職務変更」と「研究室からの退去」を無効とする判決が最高裁で確定したが、岡山短期大学は次年度も科目を担当させない方針だそうだ。酷い話だ。僕は山口雪子さんが担当していた科目を担当しているのだけど、短大の言い分はおかしいと思う。

岡山短大は「業績に基づいて別の教員が担当者として適任と判断した」としているが、デタラメだ。大学HPの情報公開資料を見ると、むしろ保育内容・環境に関する業績がない者を山口さんの後任にしたことがわかる。着任後に紀要に書いているが、臨床心理学が専門で、保育系学会には所属すらしていない人だ。

山口さんは研究業績は多くないが、当該科目に関する紀要論文があり、教科書(田尻・無藤編著)の分担執筆もしている。環境教育学会などで発表も継続していて、僕も話を聞いたことがある。「里山保育」について教員免許状更新講習の講師も担当している。業績に基づくなら短大の判断は不適切だ。

ただ、次年度に山口さんが保育内容・環境を担当するのは、別の理由で難しかったのかなとは思う。ちょうど今年度、教職課程の科目担当者や内容などを文科省が審査する再課程認定があり、4月から文科省が認めた体制でのスタートとなる。このタイミングで教職科目の担当者を入れ替えるのは難しいだろう(次々年度以降の復帰はできるはず)。

しかし、教職科目以外は4月からでも担当可能のはずだ。岡山短大は「一般教育科目は履修者が少ないため不開講」としているが、理由にならない。履修者数は4月の履修登録で決まる。「生物学」を開講し、環境教育も含めてやってもらうのが保育の学生のためにも良いと思う。他に「卒業研究」なども担当できるはず。もう時間があまり無いけれども、この3月にできることを岡山短大はすべきだと思う。

松阪

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